下記にあるのは、先月初頭に行われたドイツ・ウォルフェグでのコンサートを直前に、ヴィヴァルディの『四季』をリハーサルしている模様の一部です。
指揮者マンフレッド・ホネックとヴァイオリニスト、レイ・チェンという華々しい集い。それぞれが違った国や境遇で育ち活躍するアーティストが勢ぞろいのアンサンブルが同じアイデアやスタイルを共有し融合させていくというのは、全く簡単なことではありません。この2人の解釈の相違は1回目のリハーサルから顕著なものでした。
全体を通して2人の異なった立場・観点による芸術的展望をしっかりと把握し、2人の仲介役もしながら弦合奏団に彼らのスタイルを伝達しうまく一体化させることが、私の今回のコンサートマスターとしてのミッションでした。
映像からは確認できませんが、レイ・チェンから飛び散ってくる汗の量は半端ないです。私も本番になればコンチェルトの開始5分ほどで汗が出てくることがありますが、彼のそれは漫画になってもいいくらいでしょう。
とりあえずビデオを見てみてください(ちゃんと動いていますか??)
松川 暉